2次メッシュとは

標準地域メッシュ

2次メッシュとは日本全国を緯度経度でメッシュ(網目状)に細かく区画した「標準地域メッシュ」のひとつです。標準地域メッシュには、網目の荒いものから細かいものまで3段階あり、第1次地域区画(1次メッシュ)、第2次地域区画(2次メッシュ)、第3次地域区画(3次メッシュ)と呼ばれています。
1次メッシュは経度(東西)が1度、緯度(南北)が40分(2/3度)で区画されています。2次メッシュは1次メッシュを縦横ともに8等分して64分割したものです。2次メッシュの幅は経度(東西)が7分30秒(0.125度)、緯度(南北)が5分(0.083度)です。距離にするとおよそ10km×10kmになります(地球は丸いので距離は緯度によって異なります)。
1次メッシュは国土地理院発行の1/20万地形図、2次メッシュは1/2.5万地形図の刊行単位なっています。環境省の1/2.5万植生図は1/2.5万地形図の図郭を基準としていますので、2次メッシュ単位で作成されています。
3次メッシュは2次メッシュを縦横ともに10等分したものです。3次メッシュの縦横の距離は約1km×1kmになります。3次メッシュのサイズは地域の特性を分類するのにちょうどよいので、自然科学や社会科学の統計解析でよく利用されています。このため、3次メッシュは基準地域メッシュとも呼ばれています。

2次メッシュの見つけかた

下の図は、1次メッシュと2次メッシュの関係を表したものです。上の日本全図は1次メッシュの区域割りです。
1次メッシュ番号「5337」を拡大すると、さらに8×8の64区画に分かれています。これが2次メッシュで、左下区画を00で、右上区画を77で表します。
例えば、メッシュ番号「533767」の場合、最初の4桁「5337」が1次メッシュ番号になり、下2桁の数値「67」が1次メッシュ内の2次メッシュの位置を表します。下2桁「67」の「6」は区画の下から上へ数えて7番目の位置「6」を示し、「7」は区画の左から右へ数えて8番目の位置「7」を示しています。